2015年12月日本語能力試験 N1

言語知識(文字・語彙)

問題 1 __の言葉の読み方として最もよいものを、1・2・3・4 から一つ選びなさい。

1.決勝の素晴らしい試合に観客は興奮した。

 
 
 
 

2.この説は、鈴木氏が 30 年前に初めて唱えた

 
 
 
 

3.この地域における主要な産業の変遷について調べた。

 
 
 
 

4.佐藤さんの日々の努力は尊敬に値する

 
 
 
 

5.応募は随時受け付けています。

 
 
 
 

6.優勝を目指してこれからも練習に励んでいきます。

 
 
 
 

問題 2 (  )に入れるのに最もよいものを、1・2・3・4 から一つ選びなさい。

7.何度も交渉した末に、ようやく両社は(  )して、契約が成立した。

 
 
 
 

8.鈴木選手の活躍は、テレビや新聞など、様々な(  )で紹介された。

 
 
 
 

9.来週の研修会への参加は、(  )はしませんので、希望者のみ申し込んでください。

 
 
 
 

10.高橋さんは明るくて(  )だから、そんな細かいことは気にしないと思うよ。

 
 
 
 

11.この歌は、子どもからお年寄りまで(  )年齢層に親しまれている。

 
 
 
 

12.この小説の主人公は、非常に感情の(  )が激しい人物だと思う。

 
 
 
 

13.森さんは、その話を聞いた時は動揺していたが、次第にいつもの冷静さを(  )。

 
 
 
 

問題 3___の言葉に意味が最も近いものを、1・2・3・4 から一つ選びなさい。

14.林さんは必死に弁解していた。

 
 
 
 

15.今日の会議で提案された企画はありふれたものが多かった。

 
 
 
 

16.高橋さんはどんな事態にも、うろたえずに対処した。

 
 
 
 

17.鈴木さんの一言が問題解決の糸口になった。

 
 
 
 

18.昨夜、佐藤さんがふいに訪ねてきた。

 
 
 
 

19.あの人は誇張して話すことが多い。

 
 
 
 

問題 4 次の言葉の使い方として最もよいものを、1・2・3・4 から一つ選びなさい。

20.辞任

 
 
 
 

21.帯びる

 
 
 
 

22.軌道

 
 
 
 

23.思い詰める

 
 
 
 

24.もはや

 
 
 
 

25.はなはだしい

 
 
 
 

問題 5 次の文の( )に入れるのに最もよいものを 1・2・3・4 から一つ選びなさい。

26.宿題がない大人がうらやましいと子供に言われたが、(  )大変なことがいろいろあるのだ。

 
 
 
 

27.祖母は、昔、幼稚園の先生を(  )、昔話や童話をたくさん知っている。

 
 
 
 

28.私の会社では、どんな理由があろうと、業務に関するデータや資料を社外に持ち出すことは、(  )認めら れていない。

 
 
 
 

29.旅行先で、きれいな海に感動して写真を何枚も撮っていたら、地元の人に不思議そうな顔をされた。あん なにきれいな海も、地元の人(  )日常の風景なのだろう。

 
 
 
 

30.(バーティーで)
石川「あ、山下さんは X 社にお勤めなんですね。今度、田中さんが社長になられるそうでよね。」
山下「え、石川さん、田中とお知り合いなんですか。」
石川「ええ、前に仕事で大変お世話になったことがあって、よく(   )よ。」

 
 
 
 

31.来週、歯医者で歯を抜くことになった。(  )そうしたいが、もうほかに方法がないらしい。

 
 
 
 

32.彼は最近忙しいので、頼んでも「無理だ」と(  )が、一度は頼んでみようと思う。

 
 
 
 

33.
山田「ねえ、この料理、木村さんが作ったの?」
木村「うん。」
山田「とってもおいしい。今度作り方教えて。時間があるとき(  )。」

 
 
 
 

34.A 大学では昨年カリキュラム改定が行われたが、それによって、本当に教育の質が向上している(  )。 私はそうは思わない。

 
 
 
 

35.先月、自分のミスで試合に負けてしまい、落ち込んでしばらく練習に集中できなかった。だが、(  )と思 い、 また練習を一生懸命やることにした。

 
 
 
 

問題6 次の文の__★__に入る最もよいものを、1・2・3・4 から一つ選びなさい。

36.社内で発生したシステムトラブルに関し、担当者から、原因を特定する__ __ _★_ __報告が あった。

 
 
 
 

37.私がどんな困難に遭っても__ __ _★_ __にほかならない。

 
 
 
 

38.10 年ぶりに故郷に帰ったら、大規模な再開発が行われていて驚いた。昔の__ __ _★_ __不 思議な感覚だった。

 
 
 
 

39.親友とけんかしたその日は、謝ってきても__ __ _★_ __気持ちもあったけど、次の日には仲直 りした。

 
 
 
 

40.映画『プレゼント』について、監督は、大人の__ __ _★_ __と語った。

 
 
 
 

問題 7 次の文章を読んで、[41]から[45]の中に入る最もよいものを、1・2・3・4 から 一つ選びなさい。

ずーっと刻まれる「母の愛」

友人からの深夜の電話。彼女は息子の小 1 のときのクラスメートの母親で、いわゆるママ友である。お寿司 屋さんの彼女とは家族ぐるみのつき合いで、もう 20 年以上が経つ。仕事を持つ私たちが自分の時間を持て るのは、決まって深夜。いつも真夜中にいろいろなことを話し、助け合いながら生きてきた。

(41)息子が一人暮らしを始めた。育ち続けるのだそうだ。お祝いを兼ねてアパートを訪ね、夕食を作り、洗濯 をし、汗だくになって真新しいカーテンをつけ終えたという。そして帰る母親に彼は一言「じゃあね」。その「じゃ あね」に頭にきたと。 なぜ、「お母さんありがとう」と言えないのだ。(42)と、寂しくなったという。 彼女自身は幼 い頃に両親が離婚し、父親の元で育ち、中学から家事一切を任されていた。彼女の洗濯物のたたみ方は今 でも見ていて美しく、気持ちがいい。子供たちにはできる限りのことをしてあげたいと、いつも一生懸命やって きたという。「それでいいんだよ」。そう答えながら、私には突然、自分が 7 歳のときの光景が蘇った。

(43)、私の母も働いていた。ある日、初めて友人が家に遊びに来ることになり、前の晩一緒にお風呂に入り ながら、母にそのことを告げた。「明日ね、○○チャンと○○チャンと…」。母は黙って(44)。翌日帰宅すると、テ ーブルの上の紙皿 に、人数分の数種類のお菓子がきれいに並べられていた。手作りのケーキや高価なお菓 子でもなんでもないけれど、私は自慢げにみなに言った。 「さあ、おやつですよー」

そうなのだ。愛情は突然蘇り、胸いっぱいに広がり、生き続けるものなのだ。彼女の息子への愛も、これから ずーっと彼の心で (45)

(大竹しのぶ朝日新聞 2013 年 7 月 19 日付夕刊による)

41.

 
 
 
 

42.

 
 
 
 

43.

 
 
 
 

44.

 
 
 
 

45.

 
 
 
 

You may also like...

Leave a Reply